日本の伝統的外壁材(焼杉)の塗装〈後編〉

2017年12月01日

みなさん こんにちは。コンホームズの岩田です。
ついに今年も残すところあと1カ月となり、カレンダーも最後のページと
なりました。
12月はクリスマスや年越しの準備などでお忙しくされる方も多いのでは
ないでしょうか?

 今年一年ふりかえると特に時間の流れが速くなったと感じる今日この頃です。
12月は旧暦で師走(しわす・しはす)と読んでいますが、師走の由来を
調べてみました。
師走の由来は何説かあるそうなのですが、その一説として 日本には昔から
年末になるとお寺のお坊さんに自宅まで来てもらい、お経を唱えてもらう
風習があったそうです。
その為、年末が近づくとあちこちから依頼がくるお坊さんは、東西をいったり
きたりで大忙しになり、その様子を見て『師が馳せる』から師走になったと
されています。

 さて今回のブログは、先日ご紹介させて頂きました日本の伝統的外壁材の
焼杉を使われた稲美町T様邸の塗装が完了しましたので完成後の状態をご紹介
したいと思います。
まずはおさらいとして、塗装工事前の状態を説明させて頂きます。

経年劣化により雨や風などによって板が劣化したり 陽の当たり具合によって
退色してしまっており、色あせや日焼けが目立っていました。
特に広い面になると、より顕著に退色が目立ちます。

こちらはベテラン職人の玉利健一郎さんが焼板を塗装している様子です。

☆☆☆ここで焼板塗装のポイントを聞いてみました☆☆☆

◎経年劣化した焼板は劣化状態により色が変化していくので、もともと濃い
部分と薄い部分を塗装した際に仕上がりの色が均一になるよう色合わせが
重要になってきます。
ケレン作業や下塗りを行う際にも、最終上塗りで色が均一になるように補修
しながら作業を行います。

そして色調整をしながら塗装した結果がこちら
(左の写真が塗装後  右の写真が塗装前)

見事焼杉が均一に塗装されています。
お客様も『綺麗に仕上がってよかった』とお褒めの言葉を頂きました。

焼杉の特徴として、木が経年劣化により傷むと木全体が痩せて反ってきます。
そうすると反った部分から雨水が浸入し、木の奥にある土壁が雨で流されます。
そのような状態を防ぐためにも、6~7年に1回塗り替えによるメンテナンスをお勧めします。

---木の傷み具合は診断が難しいので、お気軽にお問合せ下さい---

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