2017年06月23日
いつも有難うございます職人の岩田です。
先日から加古川町北在家のお客様の塗替え工事を担当させて頂いております。
こちらのお宅は築50年で、社長の大庭が初めて
訪問させて頂いた時から気にされていた事に
「玄関扉の塗装」がありました。
この玄関扉、「桜の木」を使った木製のもので、
現状はペンキで塗装されており経年劣化により
塗装表面の傷み具合も進んでいる状態でした。
幸いな事に木部の材質自体は痛みが少なかった
ので、以前塗装されていた塗膜を剥がした後
木目の良さを引き出させるためにクリアー塗装
での施工をお勧めさせて頂きました。
お客様も、どんな状態の仕上がりになるのか
少々不安を抱かれながら・・・。
でも、ベテラン職人には、長い長い間に培われた
経験による「出来上がりイメージ」がもう既に
あったようで、私は何十年も塗装に携わってきた
親方などに比べるとまだまだ経験が少ない方なので
特に慎重・丁寧を心掛け、経験豊富な職人と共に
今回施工を行いました。
施工手順としましては
①まずは、ペンキで塗装されたドアの塗膜面を剥離剤
を使って綺麗に剥がします。剥離には傷を入れない様
「皮スキ」という道具を使います。
②下地が綺麗になるまでサンドペーパーで何度も何度も
研磨処理を行い、表面がツルツルになるまで磨きあげ
ます。細かい隙間や角も丁寧に磨き、ムラの無いよう
に仕上げます。
この研磨処理は忍耐が必要で、非常に手間も時間も
かかる作業ですが、仕上げの状態が大きく変わる工程
という事もあり、入念に作業を行います。
この後も、まだまだ工程はあるのですが、長くなりそう
なので、続きは来週にさせて下さいね。
塗装前の桜の木の扉
この扉が私たちの手によってどのように仕上がるか
楽しみにしていて下さいね。