外壁塗装の塗料について説明します。

 塗装工事を行う際に注意しなければいけないのが塗料です。しかし、一般の人にはよく分かりませんよね。そこで、創業以来10年この道ひとすじの桜咲工務店が、はじめての方でもわかりやすく、楽しく塗料の説明をいたしましょう♪

塗料の種類:『下塗り塗料』と『仕上げ塗料』

塗料には、大きく分けて2種類の塗料があります。『下塗用塗料』と『仕上げ塗り用塗料』です。
それぞれについて、説明をいたしましょう。

1.「下塗り塗料」は壁材に合わせて、分類されます。

 下塗り用の塗料とは、読んで字のごとく「下塗り」のための塗料です。「3度塗り」という工程の中で1番最初に活用する塗料です。
 ところが、一概に「下塗り」と言っても、いろいろな壁材がありますので、それぞれに合わせた「下塗り用塗料」があるのです。そして、その上、痛み具合に合わせても若干、使い分けたりします。

・サイディング壁

 外壁に張る仕上げ用の板材のことを「サイディング」や「サイディングボード」といいます。 一般的な施工方法としては、コーキングを打ち完全に乾いてのちに下塗へと移ります。 桜咲工務店では、シーリング材(ダイヤモンドGかオートンのイクシート)と塗料との相性を見極めてお客様に合わせたご提案をします。

サイディング壁。よく見かけますよね?
こちらが浸透シーラー。ETERNITY(エタニティ)です。

・モルタル壁

 シンプルにセメントで作られた材質のことです。 モルタルは硬くて頑丈な分、力が加わると他外壁材に比べ、ひび割れが生じやすいです。 一般的には、ひび割れが出にくいような下地調整剤を下塗りで使用します。 目地の部分のひび割れが発生しやすいので、桜咲工務店ではきっちりと行う必要がある。

モルタル壁。築40年程度のお家に多いですね。

こちらが浸透造膜プライマーで最も有名な『ETERNITY ex1』です。
微弾性フィラーという塗料を使用することもあります。

・ALC壁

 ALCはヘーベルハウスなどよく使われている外壁材です。 一般的な戸建て住宅にはあまり見かけない 基本的に防水性の高い塗料を選択することが必須です。 特につなぎ目のシーリング材の処理は重視して施工します。

今も昔もひそかに人気の壁です。

・木の壁

 木部塗装の際は、専用の塗料を防腐・防食剤の入った専用塗料を使います。 古い塗膜が剥がれてるケースが多いため、ケレン作業をしっかり行ってから塗工程へ移ります。 木部は材質によって塗料の選定が難しいので、プロの目に見てもらうのが一番です。

・トタン・ガルバニウムの壁

 金属系は特に下塗りが重要となります。 下地処理を間違えると塗装が剥がれてしまうケースがあるので、 特に下塗りの際に密着を注意する必要があります。。

ガルバニウム。オシャレなお家で時々見かけますね。
鉄に対しては、サビ止め効果の入ったプライマーを使用します。

・コロニアル屋根

 軽い屋根で有名なコロニアル屋根が痛んできた場合には、原則、浸透造膜プライマーを使用します。ただし、コロニアル屋根は、一般的な寿命が20年弱とも言われているため、お家のためには葺き替えをしたほうが良いケースもあります。(日差しがよくあたる地域等では特に痛みが早いです)

コロニアル屋根
傷んだ屋根には、弱溶剤2液型の浸透造膜プライマーが最適です。

 「下塗り塗料」は、いろいろな塗料があるようにも感じますが、体系的に並べると上記のとおりです。どれも役割としては「仕上げ塗り塗料」と壁材を密着させるということなのですが、壁の『素材』に合った「下塗り塗料」を使うことがルールです。

※このルールを守らないと塗膜が密着しない、つまり「剥がれ」が起きるということになります。

2.「仕上げ塗料」は「耐候性」と「機能ごと」に分類されます。

 「仕上げ塗料」は「耐候性」(どれくらいの長持ちを期待するか?)と「機能」(断熱・光沢・等)で分類されいますので、順番に見ていきましょう。

無機ハイブリッド塗料

 一番長持ちすると言われている塗料は「無機ハイブリッド塗料」というものです。無機とは石のような無機物を指していますが、ゴムと石を比べてたら、石のほうが硬いのはおわかりいただけますよね。そのようなイメージから、現在では「無機ハイブリッド塗料」が一番長持ちすると言われています。

 ご予算があり、とにかく長持ちをさせたいとお考えの方は無機塗料をおすすめします。

各社塗料メーカーの無機ハイブリッド塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントNo.1
エスケー化研セラミタイトペイント
日本ペイントダイヤモンドコート
関西ペイントムキフッソ
アステック無機ハイブリッドコートJY
菊水化学工業無機ガードZ

フッソ系塗料

 次はフッソ系塗料です。フッ素と聞くと歯医者さんでコーティングするようなイメージをする方多いと思いますが、塗料においてもよく耳にする言葉です。 「フッソ系塗料」は昔のアクリル系塗料の3〜4倍程度の耐候性があり、塗料の中で一番長持ちすると言われていました。 他の塗料に比べて、サラッとしておりしっかり厚みを重視して塗ることを大事です。

 基本的には、シリコンよりも長持ちさせたくて、20年サイクル程度の塗替えを希望している方におすすめ塗料です。

各社塗料メーカーのフッソ系塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントSHANGRI-LA
エスケー化研セラタイトF
日本ペイントデュフロン4Fルーフ
関西ペイントアレスセラフッソ
アステックマックスシールド1500F-JY
菊水化学工業ビュートップフッソ
水谷ペイントパワーフロン#2200
大日本塗料ビューフッソ

シリコン塗料

 塗装業界の中で、圧倒的に使われいる塗料です。品質とコストのバランスが良くて、全体の70%程度の方選びます。桜咲工務店でも、今もシリコン塗料をお選びいただくお客様が多いのが現状です。

 ただ、シリコン塗料は種類が多いため、お客様だけで合う塗料を見つけるのは難しいところがありますので、プロの技術者に相談することがおすすめです。

各社塗料メーカーのシリコン塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントピュアピュアシリコン
エスケー化研クリーンマイルドシリコン
日本ペイントファインシリコンフレッシュ
関西ペイントセラMシリコン
アステックマックスシールド1500Si-JY
菊水化学工業ビュートップシリコン
水谷ペイントパワーシリコンマイルドⅡ
ロックペイントユメロック
大日本塗料Vシリコンマイルド

断熱塗料

 そして、断熱塗料です。「断熱塗料」「遮熱塗料」等といろいろ言葉が出てきますが、桜咲工務店では、一般のお客様に対しては『断熱塗料』で統一しています。言葉尻よりも「わかりやすさ」が大事ですもんね。

 「断熱塗料」で有名なのは、断熱塗料の草分け的な存在だった『ガイナ(GAINA)』ですが、発売されてから15年以上経過した今は、ガイナを超える塗料も次々に出てくるようになりました。そして、一昔前までは怪しい眉唾塗料だった「断熱塗料」が、今は一般塗料の仲間入りを果たしています。(2020年4月現在)

 効果としては、屋根・壁に塗装することで、夏には5-7度前後温度が下がり、冬も魔法瓶のような効果でお家の中が暖まると言われていますが、まさにその通りになります。

 費用面はフッソ系塗料クラス以上になるため、高級塗料クラスに属しますが、体感できる塗料ですので良い塗料で施工してもらった感は満載です。

 また、断熱塗料の効果は色彩でも変わります。つまり、淡い色合いのほうが太陽の日差しを反射する断熱効果が発揮されますので、断熱塗料用のデザイン塗装も重要な点になりますね。

各社塗料メーカーの断熱塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントMagic(マジック)
日進産業ガイナ
エスケー化研クールタイト
日本ペイントファインサーモアイウォール4F
関西ペイントドリームコート
アステックスーパーシャネツサーモ
菊水化学工業キクスイガイナ
大日本塗料エコクール

 以上が塗料のご説明となります。ただし、桜咲工務店では、お客様は塗料については細かな点までご理解くださらなくて良いかと思っています。(時代によっても変わりますし、メーカーごとにそれぞれ訴求していることが違いますし、また施工店ごとに自分たちの主張が違いますので。。。)

 ただ、言えることは、「塗料」は料理で言うと「食材・材料」のようなものです。いくら良い「食材」を扱ったとしても、腕が悪いコックさんでは美味しい料理はできませんよね。一方で、仮に「一般的な食材」でも、腕の良いコックさんが扱えば、一流の料理が出来上がりますよね。
 腕が良いか悪いかは、天性の感覚もありますが、やはり、コックも塗装技術者も原点は経験が大事
だと思います。

 ですから、塗料については大枠をご理解していただくことができたら、あとは、創業以来10年の私たち桜咲工務店に安心してお任せくださいね。

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